ベイマックスがCM詐欺かどうか見に行ったら、こてんぱんにやられました

ベイマックス「ベイマックスの日本でのCM内容が実際の映画と違いすぎる」と以前から話題になってたのが気になってまして。

「どんなもんか見てやろう」と行ってみたものの、まんまと引き込まれましたよねえ。

想像と現実は直線上にある方がしっくりくるけど

鉄拳さんの泣ける系PVとか和洋折衷の不思議な町並みとか
気になる要素満載の広告宣伝がなされる一方、
原作はアメコミのがっつりヒーローものであるということから
「日本での”感動系広告”に違和感ありすぎ」
という意見が乱立してるベイマックス。

切り取り方でこうも違うものになるのか…

 

↓日本版CM

↓アメリカ版CM

 

…こりゃいったいどういうこっちゃ??本当に同じ映画?

そもそもベイマックスの原作はアメコミのロボットヒーローもので、
アメリカで起用されてるタイトルは「ベイマックス」ではなく「Big Hero6」という
戦隊物をイメージさせるストレートなもの。

 

戦隊物と感動系という対局な要素が
どうやってまとめられているんだろう?

・感動系だと思って見に行ったら痛い目にあうのか?
・戦隊物だと思って見に行った方が楽しめるのか?
・何も考えずに見るのが一番はまり込めるのか?

 

ひねくれた予備知識を持って見に行ってみたものの、その結果は
がっつり笑って、
がっつり泣いて、
がっつり楽しんでしまいました…。

 

もうね、まんまとピクサー様にしてやられたわけです。完敗。

ハートフルフル感動系を求めていったら
途中に違和感はあるかもしれないけど
最後にはぐいっと泣きの一発を入れてきて帳消しにしちゃうし、
戦隊物だと思えばシーンが重なるごとに盛り上がっていくし。

いろんな要素が絡まってはいるんだけど、
まとめ方が秀逸だしストーリーの核の部分からは何もズレてないから
見てる時も見終わってからも
「面白かった!」と言わせてしまう作りになっていると感じました。

 

想像してたものと現実が違うと
例えばクレームに繋がったり、残念に思ったり、
物事が上手く進まなかったりするんだけど
うーん、ほんと、「ピクサーすごいなあ」って、それだけです。

ただ、細部に「なぜ?」を探り出したらいろいろ違和感がある部分はあったんですが、
本筋の魅力がそれを上回って、自分的には帳消しでしたし…。
色眼鏡を書けた観客は完敗し、CM戦略共々ピクサーの大勝利だったわけです。

 

入念すぎるリサーチと確立した世界観があるから成せる技

先入観無く見に行ったら面白かった、という場合はよくあると思うんですが、
思ってたストーリとは違ったのに面白いと感じさせるのは
めちゃくちゃ技術がいる事だと思います。

映画の舞台となっている都市の設定が
細部まで綿密に作り上げられている事も魅力のひとつで、
日本(東京)の町並みや和風のモチーフをふんだんに盛り込んで
完璧な架空都市が見事に空間的に作り上げられています。

おそらく、東京の路地とか細部までを
制作者が自分の足を使ってリサーチを進め、
ネイティブ東京人のチェックを受けながら造り上げていった世界なのでしょう。

おまえごときが上から目線で批評しようなど
100万年早いわ!

と言われても仕方がないのです。
(そんなことピクサー様は言わないですけど)

 

サイト記事作成でも「リサーチ」と「世界観」は重要

ウェブ掲載用の記事を書くときもリサーチは最も重要な要素のひとつ。

にもかかわらず、
ココを蔑ろにしてるサイトってけっこうよく見かけるんですよね。

 

「早く売りたい」という気持ちが焦るほど
既存の情報をコピーしただけの薄い情報をばらまいてしまったり、
商品の長所を並べただけの信憑性の無い文章を作ってしまいがちです。

単発的な売り上げで終わっても構わない場合
(ルレアのショートレンジ手法とか)は
短時間であげる簡単な記事でもいいんですが、
継続的に情報発信する場合は、他者と差別化できてないと
”その他大勢”としてすぐに埋もれてしまいます;;

 

あと、「こんなふうにリサーチしてサイト作ってます!」と
いただいたメールの内容を見てたら
リサーチの意味をはき違えてたりですね…

検索ボリューム確認して〜
キーワードチェックツールで〜
とか、そこを調べるのもいいんですけど、
それが全てじゃないんで。

人間というナマの生き物が欲してる情報に関する調査をすることが
ここでいう「リサーチ」です。

 

よく教材の購入者さんからも
「キーワード選定や記事内容を考えるのが難しい」
という質問をいただくんですけど、そのときは大体

自分が情報を求めるときに
何という言葉で検索するかを考えて下さい

とお答えしています。

 

自分が購入者の立場になれば、
自分で自分をリサーチできちゃうんだから
すごく簡単な方法なんですよね。

もちろん、他の人の口コミを調べたり
店鋪で店員さんから情報を得たり
もう一歩進めば進むほど記事の魅力(&成約率)が上がっていくので
ライバルが行う以上のことをした人が突き抜けるってのも容易に予測がつきます。

 

そして、以前からつくづく感じるのが『世界観』。
モノの見せ方です。

ライバルチェックしてても
「同じようなレビューサイトばっかりだなー」って思う事、多くないですか?

商品開けてー、
実際に使ってみてー、
ビフォーアフター載せてー、
オススメです!で締める…みたいな。

実際に使ってるから信憑性はあるし良い手法なんだけど、
世界観がないからコレも”その他大勢”に埋もれちゃう。

だから切り口を変えることが重要なんだけど、
この「切り口」を考えるのって、
リサーチもひらめきも要るからそこそこハードルが高い…というか、
まずは常日頃からアイデアを考え続ける習慣づけをする必要があることだと思います。

いきなりパッと視点を変えるのって、そうできるもんじゃないですしねえ。

 

だから一番手っ取り早いのはビジュアルを変えるってことなんですよね。
これはもう、超簡単に差別化できますから。

テンプレートが同じでも、インパクトがあるヘッダー1つあるだけで
とっかかりの印象はまるで違ってきます。

ヘッダーの威力って、サイトの世界観を一撃で伝えてしまうんですからすごいもんです。

 

逆にヘッダー(またはトップビジュアル)がショボいと
ショボいサイトだって言うレッテルが一発で貼られてしまうんで、
ここだけは手を抜かず個性を演出すべき部分ですよね。

 

その点、現在公開されてるA8.netのサイトコンテスト結果なんかも
めっちゃ参考になります。

入選した人たちがどんな世界観でつくっているのか、
どんな工夫を施しているのかをメモして
良い部分を真似るところから始めてみるのも良いですね^^
(言うまでもないですが、丸パクリはNGです。)

 

リサーチに注力し、世界観のあるサイトを構築して
「チェックしてやろう」と来た訪問者を逆にファンにさせてしまう。
ベイマックス的なサイトは私の理想の形だなあ、と
こてんぱんにされながら思ったのでした。

 

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