稼ぎは二の次?岡本太郎さんの価値基準と収入源

先日、岡本太郎記念館に行ってきました。

太郎さんと言えば自分の作品は販売しないってことを徹底してた方、という印象だったんですが、現在の企画展において初めて挿絵などの「お金のための仕事」をしていた事を知りました。

 

岡本太郎記念館

芸術家の生計の立て方って、
自分の作品を売る代わりに対価を得る、というものだと思うんですが
太郎さんの場合(本人は職業を「人間」と言ってますが)
作品を売らない代わりに出版や講演活動、
パブリックアートの提供などによって収入を得ていたようです。

 

自分が作りたいものを作る。
それは金持ちの所蔵物ではなく、
大衆とぶつかり合うものでなくてはならない。

太郎さんの思想からも作品からも

『人に認められようが認められなかろうがそんな事は問題じゃなくて、
全力でやりたいことをやる』

『もし理想の結果に結びつかなくても、精一杯やれば爽やかだ』

そんなズドンと刺さる凶器のような信念が感じられ、
「自分の価値基準のもと、やりたいことをやりまくってる人」
っていう印象が強かったんですね。

なので、実は普通に挿絵のような広告イラスト作成なども
編集者とやり取りしながら行ってたっていうのはかなり意外でした。

 

ただ、結局

『新聞小説の挿絵なのに絵が強烈すぎる』

という指摘を受けたことが原因で
小説の連載自体が打ち切りになった、という説もあるらしいですが。。。

 

こういう仕事は戦後まもなくの時代にされていたとのことで、
暮らしがおちついてから…かどうかはわかりませんが、
作品を高値で販売するどころか
「見てもらってなんぼ」とばかりに
公共の場に、あえてみんなが手を触れられるような
作品を生み出すようになっていったようです。

他の芸術家が、自分の展示作品をガラスケースで守っているのと対象に。

 

太陽の塔

おかげで、日本人で岡本太郎の作品を知らない人のほうが
少数派なんじゃないでしょうか。

 

 

・作品を販売して、高額なお金いただく事

・大衆を自分の作品と対峙させ続ける事

 

ほとんどの人が前者を選ぶのに対し、
太郎さんは後者を選んだ。

 

「無料で見せるなんて、作品の価値が下がりますよ」
「作品が汚れたり壊されてしまいますよ」

そう助言する人もいた中で、
そうじゃない。お金でも、有名になる事でも、地位でもなくて
「ただ自分の信じていることに、わき目もふらず突き進むだけだ」と
大衆に向けての作品を作り続けました。

 

これって、自分の中に絶対的な信念がないとできることじゃないですよね。
信念に沿って行動することが自分の生活の密度を高める事に繋がってる感じ。

 

やりたいことをやってみた結果、
成功しようがしまいが、名声を得ようが得まいがどうでもよくて、
失敗して悔しい思いをすれば、その負のエネルギーが攻撃力を増す。

だからこそ、いつでも情熱的に行動し続けられたのではないでしょうか。

 

じゃあ、やりたい事を好き勝手やればいいのか?というと
ただの自己中な人になっちゃうんで
それはちょっと違うかな、とは思うんですが。。。

 

そこには共感がある事が大切で。

きっとどれだけ自己満足な行動をしても
だれも理解者がいなければ満たされる事はないと思うんです。
気持ち的にも、金銭的にも。

 

太郎さんも共感する人がいたから
講演や出版を依頼されたり、公共作品のオファーがあったわけで。

 

確固たる信念に共感を得られたとき、それは収入に変わることがある。
まあ、太郎さんの場合はお金や地位よりも
人を驚かせる事や人の心に良くも悪くも残るってことが
喜びだったのかもしれませんが。

ただ、実際「喜び」だけじゃあ生きては行けないですからね。

 

たとえばこのブログでも、
なんぼ自分の考え綴ってても、共感する人がいなければ辞めてます。
独りよがりで書いてても、ブログが存在する意味がないので…

 

情報商材も売ってますけど、
このブログを読んでくれた方で記事に共感してくれた人だけが
買ってくれたら良いと思ってるし、
ブログの意図とそぐわない他力本願な人には
やっぱり買ってほしくないですし。
(あるいは、考え方を変えていただいてからですね。)

 

情報系のブログだと自分の思いをそのまま綴れるので
著者の考え方とかが分かりやすいかもしれませんが、
物販アフィリエイトにしてもそんなに変わりはなくて、
やっぱり著者の人柄とか、本心で言ってるかとか、
訪問者は読み取れるんですよね。

 

もちろん、意識的に
「この物販サイトの記事はこういう信念の人が書いてるのかー」
とか考えながら読む訪問者さんはいないと思いますが、
購入するか、購入しないかという結果は
記事への共感や信頼度に比例していると思います。

 

物販アフィリエイターであっても
情報商材アフィリエイターであっても、
訪問者の気持ちを動かしたからこそ報酬に結びつける事ができる。

 

もちろんライティングテクニックが必要な場合もあるけど、
ルレアのショートレンジ戦略のような
テクニックが特に必要のない記事の書き方でも、

誘導することができれば
それは訪問者の気持ちを動かしてると言えるし、
無意識でも「このリンクをクリックして買おう」と
思ってもらえてるわけです。

 

記事が短くたって、相手に必要とされる情報だったり
共感を得られる一言であればそれだけで十分だし、
それはきっと著者のやる気とか考え方から
自然に滲み出てきてる文章なんだと思います。

 

物販サイトを作るときの根底が

・ただ売りたいから、適当に記事書いて売っちゃおう
・この商品が欲しい人のために役に立つであろう情報を書こう

と思って作られた、対する2つのサイトがあれば
やっぱり後者から売れるんですよね。

 

記事だけじゃなくて、もちろんサイトデザインを変えることも同じで
見た目の差別化って、
共感を得るきっかけ作りの最も簡単な方法だと思いますし
(特にアフィリサイトって似たものが多いですし)
色や図柄で自分を表現する、すごくわかりやすい手段です。

人のファッションを見て共感したりファンになったりするように、
サイトだってビジュアルから人柄が伝わり、共感を得る事ができる。
太郎さんが物質としての「見える作品」
価値観や思想、人柄など「見えない心」
2極から支持を得ているように、ですね^^

 

PS:岡本太郎さんの書籍でKeiの愛読書です。
何が正しいとかじゃないんだけど、
なんか、とりあえず、メラメラしてくるので読んだ事ない方はぜひ^^

自分の中に毒を持て―あなたは“常識人間”を捨てられるか (青春文庫)

 

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